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米国のラテン系文化遺産月間(ヒスパニック文化遺産月間)を記念して、パロアルトネットワークスLIVECommunityチームはラテン系のルーツをもつ従業員にインタビューをし、彼らの経験や視点を探り、その米国文化・業績への貢献と影響をたたえるシリーズを作成しました。以下のインタビューからの抜粋では、彼らの声や、パロアルトネットワークスやサイバーセキュリティ業界に果たした貢献を明らかにしています。
ビジネスにはインクルージョンとダイバーシティの視点が必要
「パロアルトネットワークスは会社全体で、特に雇用慣行において、だれもがインクルージョンとダイバーシティを重視しています」グローバルカスタマーサービスのシニアバイスプレジデントでパロアルトネットワークスのラテン系従業員ネットワークグループ「¡Juntos!」のエグゼクティブスポンサーでもあるPatty Hatterはこう述べています。「私たちは、年齢、性別、ジェンダー表現やアイデンティティ、人種、文化的背景など、さまざまな背景を持つ多くの多様な人々を広く受け入れています。というのも、グローバルの規模でマーケットは拡大していて、お客様にご提供できる製品やサービスのポートフォリオも広がっていますから、そこに「非常に多様なお客様のかかえるサイバーセキュリティニーズにどう取り組みどう解決していくか」を反映してチームを拡大していかなければいけないんですね。お客様の立場に立ってお客様のご相談に乗ったり、お客様がなさりたいことを実現するお手伝いをしていくためには、その席上で私たちが何をご提案できるのかがすべてですので。
「おかげさまで弊社は非常に大きな成長のさなかにありますし、サイバーセキュリティ市場におけるインクルージョンとダイバーシティに大きな違いを生み出すチャンスをもつ企業でもあります。同じ古い考えにとらわれ、同じ古いアプローチをしていたのでは、とうぜん、得られる結果もこれまでと同じなってしまう。マーケットは変わっていかねばならないし企業もそう。チャンスは目の前にあるんです。
「インクルージョンの観点からは、だれもがさまざまな偏見や色めがねを通してものを見ているのだということをみなが理解したうえで、意識的に開かれたものを見かた、関与のしかた、応答のしかたをしていく必要があります。私たちは、インクルージョンを意識したコラボレーションをつとめておこない、だれもが『意見を述べるとみなが敬意を払い耳を傾けてくれる』と感じられるようにしていく必要があります。職場の内でも外でも、ふだんから私たちはみんな、インクルージョンとダイバーシティの価値を認めてほしいと願っているわけです。だから会社にもそういう場所であってほしい。そうじゃないひとなんていないでしょ?」
彼女は次のようにも述べています。「経験を重ねるごとに、私には『違っていること』の素晴らしさがわかってきたんです。周囲にとけこもうと無理をしなくたっていい、ただありのままでいればそれでいい。『違っていること』が独自の提案につながると。そのうち、異なる意見を持つ人を探すようになります。なぜって、社内のビジネス観点であれ、社外のコミュニティ観点であれ、本当に独創性に富んだアイデアとか、なるほどそうか!と膝を打つような瞬間って、そこから生まれてくるんですよ。だから私はさまざまに違ったアイデアをもたらしてくれるひとたちを探しています。それが、大きなインパクトにつながるはずだから。違いがあることは、間違いなく良いことなんです」
彼女はまた、企業にとってのインクルージョンとダイバーシティの重要性についての考えも共有してくれました。「第一に、インクルージョンとダイバーシティの尊重はそれ自体が正しいことだから行うべきですね。ただ私にとってはそれだけではなくて、それがビジネスの成長と結びついていると感じているからそうするんです。ですから、誰もがその両方を理解してくれればいいなと思いますね。私たちは世界のあらゆる場所からやって来るすべての人々に門戸を開かなければいけませんから」
続きはこちらから: Patty Hatter
¡Juntos!ラテン系従業員ネットワークグループ
リスクマネジメントオペレーションマネージャーで¡Juntos!のプレジデントでもあるStephanie Carlosはラテン系の出自が自身の意欲や決意につながっていると言います。「私の両親は米国へ移住してきたのですが、父はいっとき3つの仕事をかけもちしていました。母からは祖父の話も聞いていますが、祖父も身を粉にして働く、町でとても尊敬されていたひとだったそうです。その父や祖父と同じ気概が私のなかにも宿っているから、こうしてフルタイムで働くかたわら、修士号の取得をめざし、¡Juntos!のイベントにも取り組めるのだと思います」
彼女はまたラテン系遺産月間は、ラテン系・ヒスパニック系のさまざまなコミュニティや文化を結びつけ、同時にそれらさまざまな文化ごとの多様性を浮き彫りにしていると説明します。
続きはこちらから: Stephanie Carlos
コミュニティ奉仕の大切さ
「私はクリストレイワークスタディプログラム(学生がワークスタディプログラムを通じて大学進学費用の半額を捻出できるようにするプログラム)に携わっています」と語るのは、上級財務アナリスト兼¡Juntos! リードのHugo Arenas。「このプログラムではクリストレイの高校生が企業で仕事をし、その対価を企業が払います。学生たちはその資金を大学進学にあてられるんですね。こうしたプログラムへの関与は、私にとってはとても大事です。私のときはインターンシップ制度が整っていなかったし、資金もなかった。だから進学費用を工面するのに、アルバイトをしたり、フルタイムで働いたりしないといけなかった。つまり、与えられたものを返し、人々の助けになることが私にとってはとても大きな意味を持つんです。フードバンクでのボランティア活動や、メンタリング活動にもたくさん時間をさくようにしていますよ」
彼はまた先祖から受け継がれたラテン系の伝統の一環としての親睦や食事も大切にしており、将来の子供たちとも共有したいと考えています。
続きはこちらから: Hugo Arenas
ラテン系文化とリーダーシップ
「自身のキャリアパスを語るうえでラテン文化の影響は外せないですね」とLIVEcommunityのマネージャーVeronicaJowersは話します。「第二言語をうまく使って人間関係を築き上げることも、そうしたラテン文化の影響のひとつでしょう。奉仕の精神でチームを率い、利他主義が結局自身に資すると信じてひとに与えること、そうしたアプローチもラテン文化の影響によるものだと思います。ラテン文化は私のリーダーシップスタイルに組み込まれていて、それで他の人を指導したり、共同作業の調整をしたり、パートナーシップを結んだりしています。ラテン文化が私をかたちづくっているんです」
JowersはLatina Coalition Silicon Valley organizationに参加しています。彼女は「mi casa es su casa(私の家はあなたの家)」という精神を自身の祖母から教わり、この精神を自身の子供たちにも受け継いでいってほしいと願っています。
続きはこちらから: Veronica Jowers
ラテン文化とキャリアパス
「ラテン文化の出自を持つことはこれまで私のキャリアパスに大きな影響を与えてきました」。LIVEcommunity ソーシャルメディア・プログラムスペシャリストのAlejandra Galindoはそう言います。「家族をおいてアメリカに移住した両親がどんなふうにリスクをとってきたのかを目にしたことで、私はリスクをとることや決してあきらめないことについて学びました。小さい頃、父が兄と私に自転車の乗り方を教えくれたことを覚えていますが、父はいつも『おまえにならできる』と励ましてくれましたね。そのことがなぜかいつも頭の隅にあって、何か障害に直面したときはいつも『私ならできる』ということを思い出すようにしています」
Galindoはまた、クリストレイワークスタディプログラムと¡Juntos!従業員ネットワークが職業をもつ若いラテン系の自身にとってどれほど重要かを語っています。
続きはこちらから: Alejandra Galindo
弊社のLIVEcommunityのラテン系文化遺産月間、インクルージョンとダイバーシティもぜひ参照してください。