新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対策としての在宅勤務がはじまって1年が経ちました。パンデミックによって我々の生活は一変することになりましたが、同時にパロアルトネットワークスでは、働き方に関する新しいプログラム「FLEXWORK」が立ち上がりました。このFLEXWORKを通じて、私の働き方、そして生活の質もここまで大きく変わることになるとは、1年前には全く想像もしていませんでした。
パロアルトネットワークスでCortex製品担当営業の私は、以前は東京に住んでいました。毎日オフィスに通勤し、商談目的で1日に数件お客様を訪問するのが、1年前までは当たり前でした。お客様訪問の移動の合間を縫っては、電話で社内ミーティングやメール処理をこなす毎日でした。商談、移動、ミーティングの連続で、合計で1日5~6件の会議をこなし、昼食時間以外は息つく間もありませんでした。結果、自分の業務で精一杯で、同じチームの同僚とコミュニケーションをする時間もありませんでした。社会人の多くの方々が、同じような立場にあるのではないでしょうか。
世界中の全社員を対象に在宅勤務が会社から義務化されたことを受けて、私は軽井沢に移住することを決めました。全社員が在宅勤務のため、社内会議はもちろん、お客様やパートナーとのミーティングは、すべてウェブ会議で行われるようになりました。移住以来、仕事で都内に移動したことは一度もありません。移動時間がないため、より多くのミーティングをこなすことができ、コミュニケーション量が増えた結果、お客様やパートナー、同僚に対する理解を一層深めることができるようになりました。また、チームの定例ミーティング以外にも、ウェブ会議で週1回チームランチを行っているため、同僚との仕事以外の会話も増え、疎外感を感じることも全くありません。
ビデオ会議での商談には、思わぬメリットもありました。セキュリティ担当者の運用を支援するという製品の特性上、お客様が導入後の効果をイメージしやすいように、商談時にはデモを行うことが良くあります。しかし、会議室やモニターの大きさによっては、デモ画面が見ずらいという課題がありました。ビデオ会議では参加者が自分のPC上でデモを見ることができるので、お客様からはリモートで行っている商談の方が説明が分かりやすいという評価をいただいています。行ったデモ内容への理解が深まることは、お客様に提供できる製品価値をより良く、深く理解して頂けることを意味しています。
在宅勤務、ウェブ会議のメリット以外にも、移住先のメリットも同時に体感できています。東京在住時から犬を1頭飼っていましたが、多忙で思うように一緒の時間を作れず、家族に散歩を頼むこともありました。移住後は、より柔軟に自分の時間を使えるようになり、少しでも時間が空けば一緒に散歩できるようにもなりました。おかげで気分転換ができ、頭がリフレッシュされます。移住してから2頭目を飼い始めましたが、多忙だった東京在住時には考えられなかったことです。以前は週末も仕事をすることがよくありましたが、移住後は庭仕事をしたりして仕事のオン・オフをはっきりさせることができています。
首都圏に居を構えならがも本音では郊外で生活したいと思っているものの、仕事上の理由、勤務先の事情で難しいというケースは多いのではないでしょうか。自分にとっては良いことずくめの地方移住からの在宅勤務ではありますが、これもパロアルトネットワークスのFLEXWORKなしにはありえませんでした。パンデミックがきっかけではあるものの、我々を取り巻く外的環境の変化を敏感に察知し、社員のために会社が素早く変化してくれたからこそ、遠隔地からの在宅勤務が成り立っています。今後世の中がどう変化するかはわかりませんが、FLEXWORKのメリットを最大限に享受して、生産性高く仕事をこなすと同時に、自分の時間を確保して人間らしい生活を継続していきたいと思っています。
パロアルトネットワークスでは、新型コロナウイルス感染症の世界的な蔓延を受けて、勤務地を会社ではなく社員が決めるという発想のもと、新しいプログラム「FLEXWORK」が始まりました。当社では、社員全員に定期的なアンケートを実施して、各自の意向をヒアリングすると同時に、社員が不安なく最も快適かつ生産性高く働けるよう支援を続けています。
FLEXWORKの詳細は、こちらをクリックしてください。
パロアルトネットワークスは、「#取引先にもリモートワークを」に賛同します。