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パロアルトネットワークスは「インクルージョン(包摂性)」を中核的価値ととらえ、誰もがベストを尽くす意欲を持つことができ、どこで働いていようとも帰属意識を持てるような環境を醸成することに注力しています。本稿で、Fortune 1000やAm Law 200 のThe Disability Equality Index® (障害平等指標 DEI: 障がい者の職場におけるインクルージョンを測定する世界で最も包括的なベンチマークツール)において、弊社が「障がい者への包摂性の高い働きやすい会社」のひとつとして評価いただいたことをお伝えできることを嬉しく思います。
新型コロナウイルス感染症の拡大以降、DEIは現代の事情に合わせ、新たな質問を追加しました。その焦点となったのが、デジタルおよびリモートアクセスを促進する革新的技術、メンタルウェルネスの給付、聴覚障害者向けサービス、柔軟な勤務形態でした。これらの質問は、文化やリーダーシップ、全社的アクセス、雇用慣行、地域社会への貢献、サプライヤーの多様性、米国外の事業など、DEIが測定している既存分野に加えられたものでした。今年で7年目となるDEIは、企業が障がい者の失業や不完全就業に良い影響を与えることを支援しています。
今回の感染症拡大で私たちはじつに多くの教訓を得ましたが、とりわけ大きな学びは「企業は従業員の選択、パーソナライゼーション、そして信頼をもってリードしなければならない」ということでした。パロアルトネットワークスでは、このアプローチを「FLEXWORK」と呼んでいます。2020年3月に各チームに在宅勤務をしていただいて以来、私たちは生産性の向上を目の当たりにしていますし、従業員には達成感にくわえ、自分たちが尊重されていることや、真に包摂性を大事にする社風があることをを感じてもらえるようになりました。今回のDEIによる評価は弊社の価値観が日々どのように実現されているかを裏付ける重要なマイルストーンです。そして、たしかに今回、大きな進歩を遂げられたことは評価しつつ、ここで立ち止まらないようにしたいと思います。「すべての声が耳に届き、尊重される」、そんな場所を常につくり出しつづけ、従業員が「自分は会社に有意義な影響を与えている」と感じられるようにするには、今後もまだまだやるべきことがあります。
多くの人がまだ同僚と物理的に離れている時代に、パロアルトネットワークスはさまざまなチームをひとつにまとめ、すべての従業員のエクスペリエンスを向上させ、遠くにいても、つながっていると感じられるようにしています。今年の成果は、私たちが正しい方向に向かっていること、包摂性と多様性の高い職場を目指していることを示しています。1月にヒューマン・ライツ・キャンペーン財団の「2021年企業平等指数」で満点を獲得し、「LGBTQ Equality(性的少数者の平等)にとって働きやすい会社」のひとつにも指定をいただきました。先日、全世界の従業員数が10,000人に達したこともありますので、私たちは今後も、自社の価値観を重んじ、それぞれに個性をもつ従業員ひとりひとりを反映した文化を受け入れる企業をつくり続けていきます。
日々、私はパロアルトネットワークスで行われている仕事に刺激を受け、約1万人のすべての従業員について心の底から誇りに思っています。